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「VR」「AR」「MR」のアプローチの違い

 

これまでは、現実が唯一の世界でした。しかし、コンピュータの急速な進歩によって、目の前の情景が現実に存在しているのか、新たに作り出されたものなのか区別することが困難になってくるでしょう。もしかするとVRなどの技術によって、区別する意味さえ失われてしまうのかもしれません。ここでは、VR・AR・MRについて解説していきます。 

 

VRがもたらす未来とは?

Virtual Reality(仮想現実)の頭文字をとったVRは、ゲームの世界でよく利用される技術ですが、やがて現実と区別することができない世界をもたらすかもしれません。たとえば、人は目の前の情景が現実なのか作られた世界なのか意識することもなくなり、VRによってさまざまな体験を目的に合わせて得られるようになります。未知の世界や未体験の宇宙を垣間見たり、最新鋭の技術や体験をシミュレーションしたりすることも可能です。これまでなら限られた条件下でしか得られなかった感覚体験が、VRではいつでも何度でもくり返し味わうことができるのです。

 

ARの登場で目の前の情景に奥行きがプラスされる

Augmented Reality(拡張現実)の頭文字をとったARは、目の前の現実空間にデジタル情報を追加できる技術です。たとえば見知らぬ場所に立ったとして、方角はもちろん、そこがどのような場所なのか、駅やホテルまでの道のりさえ把握できない状況だったとしても、ARによって必要な情報を瞬時に手に入れることが可能になります。世界中を旅するときにその地域の歴史や地理の情報を得たり、日常では商店街でタイムセール情報を探したりすることもできます。目や耳から得た情報に関連させて有益なデータを追加できるので、ARは現実をより身近な存在として感じられるでしょう。

 

MRは現実と共存することを選ぶ

Mixed Reality(複合現実)の頭文字をとったMRは、VRやARと異なり、仮想空間に現実空間の情報を追加して、相互に影響し合いながら融合させる技術です。いるはずのない人物が目の前の情景に紛れていたり、実際とは異なる景色が必要に応じて組み込まれていたりと、より複雑な世界を体験できます。MRによって、まるでSF映画の世界のようなシミュレーションが目の前で展開していきます。

 

VRとAR、さらにはMRと、それぞれ現実との寄り添い方は異なりますが、そのどれもが未来への可能性を秘めています。ゲームや映画の世界にとどまらず、科学や教育、報道の分野での応用が期待されます。

 

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ディクショナリー編集部
ディクショナリー編集部
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